大浪池は美しいカルデラ湖。名前の由来になった悲しい伝説とは。

大浪池は鹿児島県にあるカルデラ湖です。

標高は1241mで、常に水を貯える火山湖としては、日本で最も高い場所にあります。

「大浪」とは日本語で「大きい波」の意味ですが、水面は静かです。

では、なぜ大浪池という名前になったのか?

それにはある神話があります。

昔、ある夫婦がいました。

その夫婦には子どもがおらず、毎日山の神様にお祈りをしていました。

すると不思議なことに間もなく妻が身籠り、可愛い女の子を生みました。

夫婦はその女の子に「お浪」と名付けました。

その女の子は美しく成長、成人し、結婚の申込が多くきましたが、どの男性からの申込も受け入れようとはしません。

そうするうちに娘はやつれ、病気になってしまいました。

ある夜更け、娘の希望で、父親と2人で山の奥の池に来ました。

2人が池のほとりに立ったその瞬間、娘の瞳は輝き、湖の中に飛び込みました。

父親は必死になって助けようとしましたが、娘はもう2度と姿を現しませんでした。

実は娘は池に住む竜の化身でした。

夫婦の願いに応じて、しばらく2人の娘になっていたのです。

それ以来、その池は大浪池と呼ばれるようになりました。

霧島市HPより抜粋

いかがだったでしょうか。

実際に大浪池を訪れると、美しいことはもちろん、ミステリアスで少し物悲しい雰囲気があります。

そうしたことも、上の神話を生んだ理由だと思います。

ハイキングコースとしてもぴったりなので、是非出かけてみてはいかがでしょうか。

Comment

タイトルとURLをコピーしました